私は、過去に世界一周をしたことがあるのですが、それを言うと人に必ず聞かれる質問があります。
それは、「世界一周をしてどうだった?」、「何がよかった?何か変わった?」ということです。
結論から言うと、世界一周して本当によかったです。
人生が変わったと心から思っているし、人にも自信を持っておすすめできます。
今日は、世界一周して何がよかったか、何が変わったか、私の体験談をお伝えしていきます。
夢を叶えた!という自信がついた
まず、「世界一周」といえば、誰しもが一度は「いつかやってみたい!」と思ったことのある夢なのではないでしょうか。私もそうでした。
なんなら、老後の夢に「世界一周すること」というのがありました(笑)。
まさか、人生の中のこんな早いタイミングに達成できるとは思っていませんでした。
なので、この一見とんでもなく実現が難しそうな「夢」を「叶えた」という実体験が、「夢は叶うものなのだ」と思える信念となり、自分にも自信がつきました。
自分で作っていたハードルを発見した
私も世界一周をする前は、「世界一周なんて自分にできるわけない」、「そんなのは、限られた特別な人だけができるものだ」、とそんな風に思っていました。
しかし、えいっと世界一周してしまった後に気が付いたのです。
それをとても難しいものにしていたのは、自分自身なのだと。
できないと言っていいわけをしていたのは、自分なんだと。
よく考えなくても、できない理由なんていっぱい見つかるのです。
- 今、仕事をしていてすぐには辞められないし・・・
- 家族に反対されるし・・・
- お金がないし・・・
- 健康に不安があるし・・・
- どうやったらいいか分からないし・・・
しかし、そしたらそれらの問題はいつ解決するのでしょうか?いつか解決するのでしょうか?
いえ。
自分が「解決しよう」と思って解決しない限り、永遠に夢が叶うかもしれないチャンスをつかめることはないのです。
私は、その時していた仕事を辞めることを決意しました。
家族には、自分の世界一周プランをプレゼンして説得しました。
予算は、身の丈にあったプランを計画しました。
体調は万全に整えました。
世界一周をしたことがある人たちのクチコミを調べて、研究もしました。
そして、この夢を実現させたのです。
やりたいことは、「できるorできない」ではなく、「やるかorやらないか」なのだということを学びました。
世界や価値観が広がった!自分で決めた枠や物差しの発見
これが、旅の一番の醍醐味といえるのではないかと思いますが、世界や価値観がとにかくものすごく広がりました。
今まで当たり前になってしまっていたことは、日本の外に出たら、実は全然当たり前じゃないということを知りました。
その時、初めてこの世界に「常識」なんてないんだ。
今まで自分が常識だと思っていたことは、今まで自分が生まれ育ってきた環境に作られてきたものなんだ。
そして、それは他の世界に入って行く時は、とても邪魔になることなんだ、ということに気が付きました。
実は、人は自分が勝手に作っていた枠や物差しでこの世界を見ている。
その存在に気が付いて、自分でそれを取り払える人だけが、もっと世界を自由に見ることができて、自分の世界を広げることができるんだ、と思いました。
日本のよさ、ありがたみを再認識した
世界に出てみて、改めて気が付いた日本のよさもたくさんありました。
- とにかく日本は海外に比べて安全
- どこもきれい、特にトイレがこんなに綺麗で無料な国はなかなかない
- 交通機関が便利で、時間通りに運行される
- ご飯の種類が多岐にわたり、なおかつとてもおいしい
- 日本の独特な文化が素晴らしい・・・などなど
他にももっとたくさんありますが、普段あまりに当たり前すぎるので、ずっと日本にいたら、こういったことを改めて感じることはなかったと思います。
そして、こんな環境で生活できることをとてもありがたく感じました。
前よりも、日本がもっと好きになりました。
自分に対する理解が深まり、精神的にも成長できた
世界一周はとても長旅になるので、自分と向きあう時間がたくさんあります。
そして、旅中には初めましての人にもたくさん出逢います。
その環境の中、私も、この旅の間に今まで知らなかった自分を発見しました。
- 一人の時間は絶対に必要だけど、ずっと一人でいるのは苦手なんだな
- 人前に立つことなんて苦手だと思っていたけど、やってみたら意外と好きだな
- 人見知りしないと思っていたけど、長時間誰かと一緒にいるのは疲れるな
- 旅中に、誰かと行動を一緒にしても、自分のペースを乱されて振り回されるのは苦手だな
- 街も好きだけど、たまには自然に触れていないと息苦しくなるな
- 自分は食事にお金をかけなくてもよいけど、景色が綺麗な有名な場所には絶対に行きたいんだな
- でも、その土地のおいしいものは、必ず食べるようにしたいんだな
- 自分は、思った以上に心配性で用心深いんだな・・・などなど
例えば、こういった感じで、今まで知らなかった自分が見えてきます。
また、旅中は基本的には一人でいることが多いので、寂しさとか自分の弱い部分とも向き合うことになります。
自分と時間をかけて会話をしながら、少しずつメンタルも強くなりました。
世界とつながりができて、世の中の出来事が自分ごとになった
世界一周をする前は、業界的にもすごく狭い世界で仕事をしていたし、自分と世界のつながりを感じることなんて、微塵もありませんでした。
世界への興味も、今ほどありませんでした。
ニュースを見ていても、そこで起こっていることは、どこか知らないところで起こっている、自分とは無関係のことと感じていました。
しかし、自分が色んな国へ行って色んな人たちと接点を持つようになると、そこの国や人のことは、もはや「どこかの知らない人たちのこと」ではなく、「自分とのつながりを持ってくれた国の人たちのこと」として捉えるようになりました。
そして、自分がつながりをもった国や人たちのことを、もっと知りたいとも思うようになったのです。
さらに、自分がまだ見ぬ知らない世界ももっともっと知りたいと思うようになりました。
そして、自分の生まれ育ったこの日本のことも、意外と知らないことがまだまだたくさんあって、もっと知りたいと思うようになりました。
英語を勉強するモチベーションができた
世界一周をしたおかげで、英語に対する学習意欲が生まれました。
当時、自分は簡単な英語しか分かりませんでしたが、旅中は、言葉が通じなくても分かり合えるものがある、という実体験に感動したこともありました。
しかし、もしもっと英語をが分かってコミュニケーションが取れたら、どんなにおもしろいだろう・・・!
そう感じる瞬間もたくさんあって、その後、英語をもっとできるようになりたいと勉強するようになりました。
留学にも行くほど影響を受けました。
この時のおかげで、今も英語学習は続けています。
素敵なご縁があった
この世界一周をする過程の中では、私の人生を変えてくれるとても素敵な出逢いがありました。
出逢ったある人に、今私がしている旅関係の仕事を紹介してもらったのです。
それまで、旅関係の仕事の経験がなかった私は、その方とのご縁がなければ、今この仕事はできてなかったと思います。
そういった意味で、人生観だけではなく、その後の人生まで本当に変わってしまいました。
素敵なご縁があったことに心から感謝です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
世界一周をすることは、ただ単にたくさんの国に行ったという実績以上に、たくさん得るものがあります。
そして、それらは自分のその後の人生の糧にもなってくれます。
私の体験談を読んで、少しでも「いつか自分も世界一周をしてみたい!」と思っていただけたらうれしいです。
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※この記事を書いた旅人OLが、なぜそもそも世界一周の旅に出ることになったのか、の経緯について書いた記事はこちらです↓